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  • Podcast : シンガポール国立大学(NUS)の専門家が語る “シンガポール、日本、中国、オーストラリア、市場におけるBIPV(建材一体型太陽光発電)の展望”

    By Qian Yuying, Akira Tsuruta, 2025.01.08 Triunityは、英語のポッドキャストを始めました!海外の市場における各業界の専門家などに随時インタビューをして、海外の第一線産業に関する詳細な情報をお届けします。ポッドキャストは基本的に英語になりますが、以下の記事で要点をまとめていますので、リスニングと同時に記事もお楽しみください。 BIPV市場のその可能性 (シンガポール、日本、中国、オーストラリア)by Triunity, 22 分 (in English) ゲストスピーカー ティアンイ・チェン博士(Dr. Tianyi Chen)、シンガポール国立大学所属 こちらのエピソードでは、シンガポール国立大学博士課程のティアンイ・チェン博士(Dr. Tianyi Chen)を特別ゲストとして招き、シンガポール、中国、オーストラリア、日本におけるBIPV(建材一体型太陽光発電)の市場展望と参入ポイントについて詳しく議論しました。チェン博士は、シンガポール国立大学の建築学の博士号を取得、シンガポール太陽エネルギー研究所の研究者であり、古木造建築物向けの太陽光発電プロジェクトの重要なメンバーである。同時に、シンガポールに自身の太陽光発電会社Power Facadeを設立し、プレハブ式カラー太陽光発電パネルの設計と生産を行っています。(https://www.powerfacade.net/)国内外を問わずBIPV市場に参入し、競争の激しい市場でリーディングポジションを維持したいと考えている BIPVサプライヤー、インテグレーター、投資家にとって必聴のエピソードとなっています。 今エピソードの内容:4つのキーポイント 01 シンガポール: 政府はプレハブBIPVを精力的に推進しており、カラー太陽光発電パネルの市場の見通しは良好 (注釈: ただし、現在のシンガポールにおけるBIPVの防火要件は比較的厳しい) シンガポールのBIPV市場についてどう思いますか? チェン博士:シンガポールは BIPVに対して非常に厳しい防火認定の取得を課しているため、シンガポール市場は非常に重要だと思っています。一度ここで認定を取得すれば、他の市場にも進出できるようになります。太陽光発電を紹介するのに非常に良い国と考えられ、政府も企業もこの市場に大きな注目を集めていることでしょう。 シンガポールではBCAなどの政府機関がプレハブ建築を推進しています。シンガポールでは、地震や洪水の問題がないため3Dモジュール式建物が非常に人気があります。その理由は、3Dモジュール式建物は、オフサイトで事前に完成させ設置できるため、シンガポールで将来的に非常に高額となる人件費を節約できます。また、私は関連する他のスタートアップのオーナーも何人か知っていますが彼らは、例えばシンガポールで実証を行って、ベトナムやタイで製品を応用しようとしています。 シンガポールは、グリーンビルディングとネットゼロビルディングのリーダーであり、多くのビルには垂直緑化や屋上太陽光発電が導入されている。これらの技術の中で、BIPVは近年の新しいパッシブ設計に当たると思われます。現在シンガポールではどのように使われているのでしょうか?シンガポールに BIPV建物の例はありますか? チェン博士:現在シンガポールで、多くの人からこのような、「BIPV製品はありますか?」、または、「既存のBIPV建物はありますか?」といったような質問を受けますが、実際には、建物のファサードに太陽光発電を設置する事例はまだ十分ではありません。 2022年9月以降、シンガポール消防署 (SCDF) は、新しい厳格な火災安全規制を発行しました。したがって、太陽光発電パネルの設置は、IECおよびISOの規制だけでなくシンガポールSCDFの現地の火災安全規制にも適合する必要があります。そのため、1 年半が経過した現在まで、火災安全規制を遵守できたのは、中来木(苏州)光伏有限公司…

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